コラム

China Salonの代表がどのように中国語のレベルアップをしてきたかを、スクールへお問い合わせいただいた方への具体的、ケース別アドバイスを交えながらご紹介。

中国語勉強法

■外国語学習法1


質問者のプロフィール

英語が得意、かつて英語翻訳のコースを受講したことがある。現在は英語のできる税理士目指して猛勉強中。

Q

語学のマスターって通訳翻訳の技術とは全く別件で、日本語に訳すことを全く考えないでドンドン赤ちゃんみたいに覚えちゃうのが良いのかしら? 日常会話が出来ることと、それを的確に日本語にする技術とは別物でしょうか?

A

 おっしゃる通り。私も、留学中は中国語はできましたが、翻訳・通訳はできませんでした。
 まず、外国語をマスターするためには、日本語の思考回路を断って、外国語でものを考えます。外国語らしい表現を身につけるため。このためには留学がいちばんかもね。留学すればどんな状況でどんな言葉を使うか、理解できます。あとは、それを覚えるだけ。
 でも、通訳翻訳は別もの。たとえば日本人でどんなに外国語が上手でも、日本語に訳したときに、TPOに合った訳し方ができなければプロとは言えません。もちろん、もとの言語の雰囲気まで読み取って訳出するのです。それと、外国語から日本語への訳であれば、どれだけきれいな日本語になっているか、というのが問題になります。意味はわかるけど、ぎこちない訳では、通訳・翻訳とは言えません。たとえば「中国は恐ろしく大きい」という日本語を「中国大得可怕」(可怕は恐ろしいという意味)と訳したら、字面はあっているかもしれませんが、ニュアンスは伝わらない、「中国非常大」くらいでいいという意見を聞いたことがありますが、私もそう思います。通訳や翻訳の経験のない人は、上の訳し方をするでしょう。単語単位の逐語訳では、意味はなんとか伝わってもニュアンスは伝わりません。ここが素人とプロの差です。
 あとは、通訳・翻訳者として仕事をもらうには、日常会話程度の語彙では全く足りません。ダイオキシンをなんと言うか、脳死をどうやって説明するか外国語で言えなければなりません。
 日本の外国語教育では下手な作文をやらせますが、それで翻訳ができると勘違いする人が大勢います。最近も、通訳・翻訳入門クラスに中級レベルの生徒さんが見学に来ました。入門と書いてあったのでもっと簡単かと思ったと言うのですが通訳・翻訳に簡単なものはありません。ほかのスクールではもっとレベルが低くても出られる通訳・翻訳クラスがあるようですが、私は外国語の基礎ができる前にそんなことをしても、なんでもかんでも日本語に訳すくせがついてしまって、レベルが上がるのが逆に遅くなると思います。通訳・翻訳をするには、少なくとも外国語で聞けて、外国語で話せ、外国語で資料収集ができるレベルが必要です。
 ただ、外国語学習者すべてが通訳や翻訳をするわけではないのでその必要がなければ、ある場面で、外国語ではなんと言うか、だけを覚えればいいと思います。


【これに対する質問者の反応】
「日本の外国語教育では、下手な作文をやらせますが、それで翻訳ができると勘違いする人が大勢います。」
これは教育が間違っていますよね。中学のテキストはそのままで目をつぶっても高校からは中学の完全活用をすればいいのではないか?

「通訳・翻訳をするには、少なくとも外国語で聞けて、外国語で話せ、外国語で資料収集ができるレベルが必要です」
そうそう! 外国語をマスターすることと、日本語に置き換えることを切り離せば大した年月はかからないでしょうね。外人が日本語ぺらぺらになるのは大体7ヶ月くらいですから、方法が正しければ日本人だって!大前研一さんも小林克也さんもFENで短期決戦でマスターしたそうです。でも、彼らは翻訳家ではないのです。


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