コラム

中国・天津に留学した時に書き留めた留学情報。一部『西遊記』と重複していますが、そこはご愛敬・・・。学校の様子や授業の様子もご紹介しています。

中国留学情報

■学校、授業

【受け入れ】
留学生受け入れの仕事は外事処の留学生事務所の先生が三人で行っていますが、皆さんとても親切です。こちらの要求もかなり聞いてくれます。ただし、こちらが何も言わないと何もしてくれないので、うるさいくらいに要求を出す方が良いようです。中国では「やったもの勝ち」ですから。
李軍先生は30代(多分)の若い男性の先生です。親切な方ですから中国語の手紙にもチャレンジして見て下さい。留学生事務所には三人しか先生がいないので忙しいかもしれませんが、何か日本語関係で話があると私を探しに来ますから大丈夫です。(94.10.4)

【学校に対する印象】
留学ガイドブックにどのように書いてあるかわかりませんが、それほど悪いとは思いません。小さな学校なので留学生は常時100名余り、クラスはA〜Hの8クラスなので、上級のA、B班を除いて20人弱となります。日本人が40人くらい、韓国人がこれまた30人くらいで、ロシア人、モンゴル人も10人弱ずつおり、残りがヨーロッパ、アメリカ、東南アジアなどの学生です。(94.10.3)

【A班、班長、開講式】
九月半ばの新学期開始時に班わけテストがありました。どこの学校でもクラス分けの前にやると思いますが、以前短期留学したときも、今回も口頭でのテストでした。名前、国籍、中国語学習歴、勉強したい内容などを聞かれましたが、発音を聞けばその人の中国語レベルがすぐにわかるとのこと、テストはあっという間です。
班わけテストでは、私はたまたま座っていた席の関係で一番に試験を受け、最初にA班に決まりました。A班とはAからHまであるクラスで最も上級のクラスです。そしてテスト時に5〜6人いたクラスメートの中でなぜだか私がA班の班長さんに指名されました。
開講式はテストから1〜2日遅れて開かれ、私はA班の班長ということで新入生の代表として簡単な挨拶をしました。もちろん中国語で。おかげで当日開講式に出席した人には顔が知れ、後でいろいろな人に話しかけられました。
A班には、日本人二人、韓国人二人、アメリカ人一人、マレーシア人一人、モンゴル人一人がいます。みな、結構話せて、もしかしたら自分が一番出来が悪いのではないかと心配になるときもあります。でも、みないい人ばかりで楽しくやっています。(94.10.3)

【授業】
授業は入門者クラスもすべて中国語。先生方は千差万別で、生徒からとても慕われている先生もいますし、授業をボイコットされている先生もいます。私はA班(最上級のクラス)なので他のクラスの詳細はわかりませんが、大体どのクラスもテキスト3種類を一週間で割り振り、講読、口語、ヒアリングをやっているようです。時には宿題もでます。たいていテキストの課ごとの練習問題です。授業の速度は人によって感じ方が違うので何とも言えません。使っているテキストは殆どが北京語言学院の出版物です。
月曜日から金曜日の午前中の必修科目の他に、選択科目で貿易会話と太極拳があります。選択科目は出てもでなくてもOK。ただし貿易会話はA班、B班、C班の生徒だけが参加できます。それだけレベルが高く、専門用語も多いのです。 (94.10.3)

【要求】
授業が始まって約三週間がたち、学校のやり方がわかりかけてきた時に、学校側と授業に対して要求を出しました。私は特に班長として出したつもりはなかったのですが、先生は班の要求として受け止めたようです。
授業に対する要求の内容は、古典文学の時間が多すぎるので一部作文の授業にして欲しい、授業での漢字の解釈が多すぎるので漢字圏の学生には簡単すぎる、貿易や翻訳など実用的な中国語のクラスを開講して欲しいなど。大筋は認められ、貿易の授業も九月終わりから始まりました。
学校に対する要求では、毎日12時少し前から授業中にも拘わらず大音響で構内放送が入りうるさいのでやめて欲しい、教室内で煙草を吸わないで欲しい、年間の行事予定を知らせて欲しいなど。煙草の件は先生と生徒だけの問題なので即決。行事予定は先生も知らないので、留学生事務所に聞いて欲しいとのこと。放送の件は、要求を出した次の日から2日間だけなくなりました。放送がなくなった日には、こんなにも簡単になくなるほど重要ではないのなら、ずっとやめて欲しいと思いました。ただ、また復活してしまったので、また要求を出してみるつもりです。
要求を出してみて思ったことは、言えば聞いてくれるということ。受け身になっていては何も進まない。積極的に何でも話し、行動することだと思いました。 (94.10.3)

【中国人との接触の機会】
町に出ればすべて中国人ですから日常的に中国語を話す機会は十分にあります。また学校内の購買、食堂などの職員の方も当然中国人ですから、中国語を話すしかありません。というより、何かと職員の方にお訪ねする機会が多くありますので、心配はありません。ただ、留学生は基本的にすべて留学生寮に住むことになるので、ここには日本人も多く必然的に日本語を話すことも多くなります。そういう点ではもっと日本人の少ない、つまり外国人の少ない大学に行った方が勉強になるでしょう。そうなるとかなり辺鄙な場所になるのは免れませんが。
天津外国語学院には日本語科、英語科、ドイツ語科、スペイン語科などがありここには中国人の学生がいます。日本語科の学生は、「一緒に勉強しましょう」と日本語と中国語を教え合う「互相学習」をする人をよく探しています。多くの留学生が特定の中国人と「互相学習」しています。留学生と日本語科の学生の組織的な交流は特にないようです。個人的にならいくらでもできます。 (94.10.3 )

【出席率】
10月半ば過ぎのある日、留学生楼の黒板に私の名前を見つけました。何事かと思いよく見てみたら「表彰」と書いてあるのです。どうも全体の授業の出席率がよくないらしく、出席率の良い生徒の名を挙げ出席率の悪い学生を啓発しているのです。
確かに私のいるA班も最近は7人の生徒のうち2人しか出ない日が多いのです。理由は様々。授業が面白くない、すでに勉強したテキストをまた使っているので無駄だから、朝、起きられないから、HSK(漢語水平考試)の勉強に専念するため不要な授業には出ない等。A班の学生は皆かなりレベルが高く、また勉強したい分野もはっきりしているので自分がやりたくない科目は取らずに部屋で自習しているようです。中でも古典の授業に出たくない人と、天津語で授業をする先生の言葉がわからない、また面白くないという人が一番多いようです。私も全く同感なのですが、こちらに来て思ったより中国語に接する機会が少なかったので、授業はあまり面白くなくてもヒアリングの練習のつもりでほとんどの授業に出ています。(94.11.2)


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