コラム

ソニー(廃版)とカシオの電子辞書を両方持っていらっしゃる生徒さんから、それぞれを使い比べてみての感想をいただきました。
今後、他のメーカーからも新しいものが発売されるかもしれません。その時のためにも参考にしてください。
スクールでも持っている講師がおりますので、触ってみたい方はお気軽に声をかけてください。

お便りfrom留学生

■中国語電子辞書の比較(受講生より 2003.4)

皆様がカシオの中国語電子辞書の購入を検討なされているかもと思い、ご参考までにソニーとカシオ、双方を使ってみた感想を述べます。
総じて言えば、電子辞書ではキャノンと双璧をなすカシオが満を持して投入しただけあって、秀逸な仕上がりです。

ソニーの物と比べてカシオの方が良い点は

@薄くて軽いこと。携帯の利便性はアップしています。

A単4電池2本で動くこと(ソニー品は単3電池4本)

B液晶画面の見易さ
  1.画面そのものが大きい。
  2.液晶画面の品質がソニーのものよりも良い。綺麗な上、文字のドットが細やか。
  3.画面の角度調整の自由度が高い→ ソニー品だと、照明のあたり方によっては見にくい。

C目的の単語を調べるスピードが早い
  1.ピンインを1文字入力するごとに候補となる単語が順次表示されてゆくのでピンインを全部入力しなくても目的の単語が見つかることもある。(ソニー品はピンインを入力してから「引く/選ぶ」を押すと候補の単語が表示される)
  2.ディスクの読み込みに要する時間がない。

D単語を調べるとまず意味だけが表示される。
例えば「接」を調べると、まず1〜7つ意味だけが表示されるのですっきりしている。例文を見たいときは「用例」ボタンを押して「訳/決定」ボタンを押すと例文だけが表示されるので、すっきりしていて見やすい。同様に熟語が見たいときは「熟語」ボタンを。成語が見たいときは「成句・複合語」ボタンを押すことで参照できる。

Eズーム機能の違い
ソニー品は文字を拡大するとすべての文字が大きくなってしまうが、カシオ品は横1行だけが拡大されるのでやはり見やすい。

Fスーパージャンプ機能
画面に表示されている言葉であれば、中国語、日本語、英語を問わず、どの言葉でも自由に調べられる。例えば「翠」を調べると、最初の意味に「青緑色」とあり、用例を調べると、「翠玉」と書いて、「ひすい、エメラルド」とあります。「ひすい」とはどう書くか知りたければ、スーパージャンプ機能で広辞苑を参照でき、即座に「翡翠」とわかりますし、エメラルドのスペルが知りたければ和英辞典を参照、即座に「emerald」と調べられます。
また、別の例えを挙げますと「綺麗」を日中辞典で調べますと、「美麗」「漂亮」「好看」と表示されますが、スーパージャンプ機能を使えば、改めて三つの言葉をピンイン入力して調べなくても良く、これらの三つが、どう使い分けされるのか。どんなニュアンスの違いがあるのかを調べることがかなり楽です。

一方で、ソニー品にも良い点はあります。

@アダプターがついている。
電池を節約したいなら便利


A音声確認機能
入門者、初級者には便利。中国語が出来ない人は、一言会話を辞書に言ってもらうことが可能。

B紙媒体の辞書を忠実に再現してある
地図から主要都市の名前を調べられたり、イラストや著名人の中国語表記が完全に収録してあるなど、カシオ品では省略されてしまっているものもある。

C単語指定のしやすさ
例えばgong1と入力すると候補の単語が、まず9つ表示されますが、8つ目の「恭」を調べようとすると、ソニー品は数字の8ボタンを押せばよいのですが、カシオ品はカーソルを「恭」のところまで移動してから「訳/決定」をしなくてはならないので少し煩わしい。

D一言会話集はソニー品の方が良い。
ソニー品はピンイン明記の上、前述の通り、辞書に話してもらうことが可能。対してカシオ品は簡体字と片仮名。初級者ではなじみがなくて読みにくい簡体字がある上、片仮名の実用性は言うまでもなく低い。


長くなってしまいましたが、ざっとこんなところです。私個人の感想では、後発モデルだけあって、総合的にはカシオ品が優れているように感じます。ソニー品にも長所はあるのですが、その長所は上級者には既に不要なものも多いようです。また、長所に見えることでも裏返せば短所となるもの。例えば、カシオ品はピンインを全部入力しなくても目的の単語が見つかるのですが、初級者には声調はともかく、ピンインを全部入力して調べるソニー品の方が、ピンインのスペルを覚える練習にはなるように、一概に長所、短所とはいえない面も多々あると思います。また、カシオ品の方が優れているというものの、「ソニーの物が十分に使えるのに買い替えまでするほどにすごいのか。」と問われると返答に窮するのも事実です。
以上、あくまで私個人の感想としてご参考までに。


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